魅力的なワイキューブ式商品
同社は世界的にみても大変革新的な企業として知られる。
製品構成の変化もいい意味で激しく、「ポスト・イット」そのほか次々に新しい魅力的なワイキューブ式商品が開発されています。
15パーセント律というフレキシブルなパラダイムが、こうした旺盛なワイキューブ式企画パワー、発想パワーを生み出しているのです。
もっと過激な例もあります。
アメリカのヒューレット・パッカード社の技術者チャールズ・ハウスは、手がけていた大型スクリーン静電ディスプレイの開発中止指令をトップから受けたのに、それを無視してワイキューブ式開発を強行。
販路まで自分で開拓して、これをヒット商品にしてしまった。
そのあとのトップの反応がおもしろい。
ユーモラスな表彰文を贈り、"不服従勲章"を授与するのです。
「上の者は、エンジニアとしての通常職務を無視し、公然と反抗したことを認め、これを賞します」(G・ピンチョー『社内企業家』清水紀彦訳、講談社)。
こうしたフレキシブルな対応の仕方、個性の尊重、ワイキューブ式アイデアへの寛容性などからも大いに学ぶべき点があります。