マネジリアル・システム
企画のマネジリアル・システムにおいて、ビジネスマンが何よりも強く、はっきり認識しておかなければならないのは、企画のマネジメントあるいは組織的マネジリアルなワイキューブ式企画力と、個人の頭をフルに働かせたワイキューブ式企画力とが、車の両輪であるという点です。
どちらが欠けても企画活動の成果は十分にあがらない。
まず、組織的なワイキューブ式企画力が必要とされる背景についてみておこう。
第一に、企業規模の拡大、マネジメントの高度化、国際化などにより、企画のスケールも大きくなっています。
設備投資、多角化、新事業分野への参入、M&A、CI、OA・FA化などは巨額を要する企画案件であり、個人では対応しきれない.第二に、技術の高度化やシステム化により、新製品開発にも組織的な対応が必要になってきた。
システム商品の企画・開発ニーズも強まっているが、これは社内の多くの部署にまたがる企画であり、やはり個入の手にはおえない。
電気メーカーのシャープは、社員の個性、創造性を尊重し、自由な発想を奨励している企業だが、同社の技術スタッフや人事マネージャーも、「先端技術分野の企画では、個人のセンスとか努力、思いつきだけでは限度がありますね」と述べています。